所長コラム6月分
平成30年6月8日 6 月 分 №168
[ 給料が上がる仕事 ]
「これから給料が『下がる仕事』『上がる仕事』全210職種を公開」記事によると、金融とIT技術を組み合わせたフィンテックは全世界で猛烈な勢いで発展していて、中国では必要なデータを入力するだけでAIが審査。そんなフィンテックの猛威は凄まじく、海外ではすでに税理士の仕事が『なくなった』という国も出てきているから驚きである。「行政サービスの99%がオンライン化しているエストニアでは、政府のデータベースに国民の銀行口座が紐づいている。そのためAIが自動的にその口座履歴から納税額を計算できるようになって、税理士の仕事がすでになくなりました。納税者はパソコンのボタン一つで納税額が計算でき、もう一度ボタンを押せばその全額を納税できるという具合です。日本でもマイナンバーを起点にした電子政府化が進めば、将来的には税理士という職業自体がなくなるでしょう」と書かれています。給料が上がる仕事 1位「縫製士」、2位「病院の調理員」、3位「病院の介護職員」・・・AIやロボットができない仕事。事務職で人間しかできない『調整』という重要任務、秘書的な仕事が高度化・プロ化していき、経営者にとって掛け替えのない存在になる可能性がある。税理士事務所はお客様に何を求められているか、税金計算(申告)、会計帳簿の作成、税務相談、財務分析、経営助言、将来(10年・20年後も)何を求められるか。『調整』は税理士事務所にとって何か。今、東京にて「税理士のための租税法務講座」を学んでいます。憲法、民法、租税法、判例を学び、事前に紛争を予防する知識を学びます。会計に係る経営の悩みを「調整」する。経営計画、資金計画。税務署とのトラブルを「調節」する。事前の税務相談・対策。将来設計のパーソナルなお手伝いでしょうか。
髙林幸裕
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